提案しているのに受注してもらえない・・・。
クラウドソーシングサービスであるランサーズ(Lancers)を利用している方で、このような悩みをお持ちの方は非常に多いです。
何故なら、仕事を発注するクライアント数が約6万に対して、登録者数は約25万と言われており、登録者数の方が圧倒的に多いからです。
もちろん、仕事に慣れている方は複数の仕事を請け負うので、その分競争率も高くなります。
しかし、初心者の方でも、やり方さえ間違えなければ仕事を受注することは可能です。
今回は、ランサーズで仕事を受注できない方に見直して欲しいポイントを4つご紹介します。
目次
ランサーズには3つの仕事方式がある
ランサーズには下記の通り、3つの仕事方式があります。
- タスク
- コンペ
- プロジェクト
簡単にご紹介すると、まずタスク方式は1つのタスクに対して、複数人が同時に作業を行う仕事形式です。
クライアント側がランサーを選定するというステップを踏まずして、ランサーは作業を始めることができます。
クライアントの逆で、仕事を請け負う人のことを言います。
タスク方式でも最終的には承認フェーズを通りますが、クライアント側が否認できるタスク数には限りがあり、比較的承認はされやすいです。
なので、タスク形式は早い者勝ちという感じもあります。
次にコンペ方式ですが、コンペ方式はクライアントの募集に対して実際に作品を提示し、クライアントが作品を決める方式です。
コンペはクライアントの望む案さえ提示することができれば、初心者の方でも受注することは可能です。
最後にプロジェクト方式は、クライアントの募集に対してランサーが提案し、提案を見たクライアントが1人または複数人を採用する方式です。
クライアントはメッセージで密にやり取りを行い、指示を出すことができます。
募集に沿った作品を最初に提示するわけではないので、過去の実績や提案力が鍵となります。
ランサーズで受注率を上げるポイント4選
ランサーズには3つの仕事方式があることをご紹介しましたが、最後のプロジェクト方式の仕事を受注できないランサーが非常に多いです。
しかし、それには様々な原因が考えられます。
ということで、次に初心者の方でも仕事を受注しやすくするためのポイントを4つご紹介します。
提案内容を見直す
まずは根本的な問題として、提案内容を見直してみましょう。
初心者が陥りがちなミスとして、クライアントが提示する募集要項だけに返事することが挙げられます。
例えば、下記は実際にランサーズで募集されているプロジェクトです。
プロジェクトでよく見られる、過去の実績を提示させるパターンですね。
これに対して、「実績を提示しろと言われているから、実績だけ提示しよう!」という考えはNGです。
NGパターンとして、下記のような提案方法が挙げられます。
こんばんは。はらちゃんと申します。
プロジェクトの内容に興味を持ち、応募させて頂きました。
早速ではございますが、必要事項のご連絡を申し上げます。
◆執筆履歴の分かるURL
https://giga-log.com/
運営実績は約2年となり、現在も更新を続けております。
○○様が募集されているジャンルにつきましても、執筆経験がございます。
責任を持ってお仕事をさせて頂きますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
少々極端ではあるかもしれませんが・・・。笑
必要事項は確かに記載されていますが、自分が何者であるかが全く記載されていませんね。
受注を受けやすい提案とは、相手が望む情報にプラスαすることです。
一例として、私が提案する場合をご紹介します。
こんばんは。はらちゃんと申します。
プロジェクトの内容に興味を持ち、応募させて頂きました。
まずは、簡単に当方の経歴を紹介致します。。
本業はIT企業で働いており、副業でランサーズを始めさせて頂きました。
本業の傍らライターのお仕事をしておりますので、まとまった時間を確保することは難しいですが、
平日は1時間程度、休日は5~6時間程度作業時間を確保できます。
普段はお客様のもとへ出張することが多いので、プロジェクトをお受けした際も
円滑にやり取りができると存じます。
ランサーズ上での執筆経験はまだございませんが、下記ブログを運営しております。
https://giga-log.com/
PV数は月○○で、運営実績は2年となります。
記事は過去に○○記事ほど執筆しており、現在も日々更新しております。
得意なジャンルは、主に下記となります。
・恋愛系記事
・ITガジェット系記事
・節約系記事
その他のジャンルでも、しっかりリサーチを行い執筆致しますので、お気軽にお申し付け頂ければと存じます。
長文大変失礼致しました。
責任を持ってお仕事をさせて頂きますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
相手が求めている情報に対して、プラスα情報が加えられていることがわかると思います。
また、クライアントは個人だけでなく、企業であることも多いので、最低限のビジネスマナーも大切です。
しかし、あまりにも張り切って長文になり過ぎると、相手も読む気が失せてしまうので、文字数は調整しましょう。
プロフィールを充実させる
プロフィールは受注率に直結すると言っても過言ではありませんが、どのようなことを書けばいいのか、正直わからないですよね?
実績を書くことのできない初心者の方は、自分がどういった人物なのか、紹介するのがポイントです。
当然ながら仕事は失敗が許されないので、自分がどれだけ仕事に対して本気なのか、熱心に取り組めるのかを記載すると、クライアントに好印象を与えることができます。
コミュニケーション能力を自己紹介に記載するのもポイントです。
クライアントとランサーは密にやり取りを行い、良質な納品物を仕上げていくことになるので、コミュニケーションを重要視しているクライアントが非常に多いです。
せっかく作業能力が高くても、密に連絡を取り合えないランサーや印象の悪いランサーでは、受注される可能性は低くなります。
現に、私がクライアント側として発注をかけていた時、記事の質は良くても礼儀の正しくないランサーに対しては、継続依頼をお断りした経験もあります。
なので、コミュニケーション能力の高さは必ず記載しましょう。
また、実績がなくても、下記のようなことを記載すると効果的です。
- 応募するプロジェクトに関係のある趣味
- 現在・過去に携わっていた仕事
例えば記事執筆系のプロジェクトの場合、実績がなくても、「普段読書をしているので、文章力はあります。」と記載するだけでも、印象は大きく変わりますよね?
趣味や仕事内容がプロジェクトに関わっている可能性は大いにあるので、記載しておくようにしましょう。
さらに、作業に費やすことができる時間を記載しておくことも重要です。
応募条件には、1日1記事納品することなど、厳しい条件を設けるクライアントもいます。
しかし、逆の捉え方をしてみましょう。
実績に関連しない厳しい条件をクリアできると、受注確率も上がると捉えることもできますよね?
ランサーズの場合、ランサーズチェックで作業時間を記載することも可能です。
費やせる作業時間が多くても少なくても、実態ベースで記載するようにしましょう。
レギュラーランクは獲得しておく
ランサーズには、ランク制度と呼ばれるものが取り入れられています。
自身の実績に応じてランクが付与される仕組みとなっており、2019年12月現在、下記ランクが付与されるようになっています。
- レギュラーランク
- ブロンズランク
- シルバーランク
- 認定ランサー
「ランサーズを始めたばかりだし、自分にランクなんか与えられるわけない・・・。」
と、諦めてはいけません!
ランサーズのレギュラーランクであれば、実績がなくても付与してもらうことは可能です。
レギュラーランクになる条件は、下記の通りです。
- 表示名が登録されている
- プロフィール画像が登録されている
- 自己紹介文が300文字以上入力されている
- スキルセット・ポートフォリオ・出品サービスのうち、いずれか1つが登録されている
- ビジネス経験・資格のうち、いずれか1つが登録されている
- 本人確認が終了している
- 機密保持確認が終了している
- 電話確認が終了している
- 最終ログインが1ヶ月以内となっている
ランサーズではプロフィールの項目を充実させたり、簡単な質問に答えるだけで、レギュラーランクになることができます。
なので、なろうと思えばすぐになれるのが、レギュラーランクなのです。
レギュラーランクの条件の1つとして、ポートフォリオという言葉がありますが、もし意味が分からないという方は下記記事を参考にしてください。
それでは、レギュラーランクになることでどのようなメリットがあるのでしょうか?
考えられるメリットとしては、下記のようなものがあります。
- 提案時にランクマークが付くので、クライアントの目を惹きやすい
- 仕事に対して意欲のあるランサーと捉えてもらうことができる
- クライアントに安心感を与えることができる
- 提案時にクライアントへ、ランクのあるランサーから提案が来た旨の通知が届く
それでは、実際のクライアントの立場になってみましょう。
私も自身のブログを運営しているので、一時期クライアントとして、記事作成を外注している時もありました。
かれこれ150件以上も発注していたようですね・・・。笑
発注していると分かりますが、やはりランクの付与されているランサーからの提案は安心感があります。
下記はレギュラーランクの付与されたランサーから提案を受けた際に、実際に届いていたメールです。
ランサーズは誰でも無料で仕事を始められる反面、意欲の低い人も非常に多いです。
提案を受けてメッセージを送っても、無視するようなランサーも多くいました・・・。
しかし、ランクの付与されたランサーは本気度も高いので、連絡も非常に取りやすく、本気度が伺える方ばかりでした。
なので、レギュラーランクであっても、必ず付与されるように必要事項の登録は済ませるようにしましょう。
自分に見合った単価の仕事を受ける
プロジェクトには単価がありますが、仕事を受けるなら、もちろん単価は高い方が良いですよね?
どのジャンルにも平均的な単価の相場がありますが、実績のない方がいきなり平均相場のプロジェクトに応募しても、採用される確率は非常に低いです。
例えば、記事執筆の場合、平均相場は文字単価1円と言われていますが、文字単価が1円のプロジェクトであれば、競争率は非常に高くなります。
さらに別問題として、クライアントが要求してくる内容に応えられない場合もあります。
当然ながら、文字単価が高いほどクライアントの要求も高くなるので、難易度は上昇します。
例えば高い要求として、下記のようなものが挙げられます。
- Hタグを使用した見出し
- SEOを意識した執筆
- WordPressに画像込みで直接入稿
- ターゲット・ペルソナを意識した執筆
- 読者のニーズ・読み手の視点に立った執筆
- 他の記事を安易にリライトしていないか
- 論理的に記事を執筆し、根拠や説得力のある内容になっているか
- リズム感のある文章になっているか
- etc・・・
一例ではありますが、私がクライアントの仕事を受ける際に意識していること、またはクライアントに要求されることの一覧です。
イメージがつく方もおられるかもしれませんが、記事を全く執筆したことのない初心者の方であれば、すぐに理解するのはなかなか難しいです。
それでは、執筆に関する知識や実績作りをしたい初心者の方におすすめの文字単価はいくらなのでしょうか?
初心者の方におすすめの文字単価は、1文字0.5円です!!
安い・・・。
という印象の方も多いのではないでしょうか?
確かに、5,000文字書いても2,500円にしかならないので、小遣い稼ぎ程度にしかならないでしょう。
しかし、実績を積むことができ、なおかつ記事の書き方も分かっていくので、初心者の方は1文字0.5円のプロジェクトから始められることをおすすめします。
ランサーズで受注できない原因まとめ
ランサーズで仕事を受注できない方が、見直すべきポイントを4つご紹介しました。
ご紹介したことをまとめると、下記のようになります。
- 提案内容を見直す
- プロフィールを充実させる
- レギュラーランクは獲得しておく
- 自分に見合った単価の仕事を受ける
仕事を受注できない方は、実績がないから受注できないと思いがちです。
当然ながら、実績があると受注率が上がることは間違いないですが、それ以外にも考えられる原因はあります。
もし、いち早く仕事を受注したいのであれば、文字単価が1文字0.5円あたりの仕事を狙うと良いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。