みなさんゲームはどれくらいの頻度でしていますか?
ゲームが日常の一部となり、ゲームのことで頭がいっぱいになっていませんか?
先日WHO(世界保健機関)が、ゲームのやり過ぎは日常生活や健康に深刻な害を及ぼすとして、正式な疾病と認定しました。
その名は、ゲーム障害です。
個人的に気になるニュースであったので、ゲーム障害について取り上げたいと思います。
ゲーム障害の正確な定義とは?
ゲーム障害は、言い換えれば日常生活へもたらす支障となりますが、経験がある人も多いと思います。
例えば、好きなゲームを買った直後はそのゲームに没頭しますよね?
私は社会人になった今でもなお、好きなゲームを購入した時はゲームのことばかり考えて、仕事が手につかないこともあります。
果たして、これもゲーム障害に該当するのでしょうか?
ゲーム障害と診断されるには、3つの基準があります。
まず1つ目が、ゲームを優先しすぎるあまり、他の行動や考えが疎かになってしまう場合です。
ゲームの事柄にのみ興味を持ち、他の事柄に関心がなくなるなどの点が挙げられます。
2つ目が、ゲームをすることにより他の事柄が疎かになるとわかっていてもゲームを止めることができず、さらに没頭していく場合です。
お金が減っていることをわかっていながら、ギャンブルを止められないギャンブル依存症と似ています。
3つ目が、ゲームによって生活習慣を乱したり、対人関係を悪化させてしまう場合です。
生活習慣の悪化は、ゲームの時間を確保するために食事を摂らなかったり睡眠時間を削るなどが該当します。
対人関係の悪化は、ゲームを優先するために食事などの誘いを断ったり、そもそも部屋にこもりっぱなしで人と接する機会自体を減らしてしまうといったところでしょうか。
3つの基準がありますが、正直なところいずれか、または全て経験してる方も多いのではないでしょうか?
正直なところ、私も全て経験はあります。
さて、ここでゲーム障害と診断される1番重要な点は、期間です。
ご説明した3つの状態が約12ヶ月、つまり約1年継続すればゲーム障害と診断され、さらに症状が重い場合は1年を待たずしてゲーム障害と診断される場合があるようです。
ゲーム障害の暫定人数・割合
ゲーム障害という新たな疾病が認定されましたが、現在どれくらいの人数に障害の疑いがあるのでしょうか?
厚生労働省が発表した情報は、下記の通りです。
- 成人:約421万人
- 中高生:約52万人
成人を20歳以上の105,090,000人、中高生を12歳~18歳の8,191,000人とした場合の割合は下記の図の通りです。
成人が4%、中高生が6%の割合で、ゲーム障害の疑いがあることになります。
だいたい同じくらいの割合になりましたね。
今やゲームは家庭用ゲーム機だけでなく、スマートフォンゲームの人気も凄まじいです。
スマートフォンゲームの急激な普及が、成人のゲーム障害の割合を高めているのは間違いないでしょう。
ゲーム障害のまとめ
WHOで新たに認定されたゲーム障害についてご紹介しました。
ギャンブル依存症などと同様に、本人がゲーム障害であることを自覚し辛いことが、この障害の難しいところです。
最後にゲーム障害の重要なポイントをまとめます。
- 他の事柄よりも1番にゲームを優先する。
- 他の事柄に影響を与えていることを自覚しつつも、止めることができない。
- ゲームにより、生活習慣や対人関係に悪影響が出る。
- 上記の3つの状態が約1年間続いている。
周りに心当たりのある人がいる場合は、一度お医者さんに診てもらうのが1番でしょう。
ご覧頂きありがとうございました。