サイトを運営している方で、記事を外注したいと思ったことがある方は多いでしょう。
確かに時間がないときや、記事作成を仕事としている慣れているライターに依頼したいときに、記事の外注は非常に有効です。
しかし、一方で記事の外注は出費も相応のものとなります。
今回は記事執筆を外注する際の、単価の相場をご紹介します。
目次
1文字あたりの外注の相場は?
記事作成を外注する際、1文字あたりの金額で外注することが多いです。
例えば、1文字1円で、2000文字の記事を外注する場合は2000円支払うことになります。
この1文字あたりの相場が、ライターや執筆内容によって異なってきます。
この相場は一体どれくらいなのでしょうか?
それでは、外注相場を見ていきましょう!
なお、金額はランサーズの相場を参考にしています。
執筆内容によって価格相場が変わる
外注の価格相場には、依頼する執筆内容によって価格の変わるパターンがあります。
まずは、下記表の相場をご覧ください。
執筆内容と言っても、表の通りライターの有する知識や体験、すぐに書ける内容なのか調べないと書けない内容なのかによって金額が変わっていることがわかりますね。
ライターの有する知識や経験によって変動
外注相場表の縦のカテゴリーを見てみると、下記の3つに分かれています。
- 多くの人が経験したことがあるテーマ
- 特定の人が経験したことがあるテーマ
- 専門性や業務経験が必要なテーマ
執筆に時間を要する内容、誰もが書けるわけではない専門知識を必要とする内容によって分かれていることがわかります。
多くの人が経験したことがあるテーマ
多くの人が経験したことがあるテーマは比較的情報量も多く、誰にでも書きやすい点から相場が安くなっています。
例えば、「ダイエット」というキーワードです。
誰もが経験、もしくは調べたことのあるキーワードではないでしょうか?
ダイエットの種類は数え切れないほどあり、もはや誰でも書ける内容と言えるでしょう。
しかし、誰もが書ける内容が故に、外注に依頼しても他の記事と同様の内容になりがちなので、注意が必要です。
特定の人が経験したことがあるテーマ
みんなが経験していない、一部の人だけが経験しているようなテーマは、前述のテーマより少し相場が上がります。
例えば、「ダイエット 青汁」などです。
この場合、「ダイエット」というキーワードに比べると幅が狭まり、みんなが経験しているわけではないので、誰もが執筆できる内容ではなくなります。
専門性や業務経験が必要なテーマ
専門性や業務経験が必要なテーマは、1番外注相場が高くなります。
例えば、現在何かと話題の仮想通貨です。
仮想通貨は誰でも始められるお手軽さがありますが、その詳細を執筆するとなると、誰でも執筆はできませんよね?
おそらく仮想通貨を取り引きしたことがある上に、専門知識を有さないと執筆は難しいでしょう。
よって、外注相場も専門性の高い知識に合わせて比例して上がっていきます。
調べる手間により相場が変動
次に外注相場表の横のカテゴリーを見てみると、下記の3つに分かれています。
- 調べずに書ける
- ネットで調査すれば書ける
- インタビュー、商品の紹介文
調査やインタビュー、アンケートなど、どの程度の手間をかければ執筆できる内容なのかによって価格が変動します。
調べずに書ける
文の通り、ネットなどで何も調べずに、自分が有する知識・体験の範囲で執筆できる内容になります。
時間、労力ともにそれほどかからないため、外注相場も安価になります。
ネットで調査すれば書ける
ライターの有する知識・体験の範囲で執筆できない場合、ネットで調査することになります。
ライターの足りない分の知識をネットから探してくることになるので、少し時間を費やします。
そのため、前述のものより少し価格は高くなっています。
インタビュー、商品の紹介文
インタビューなどが必要な依頼の場合、1番外注相場が高くなります。
例えば、下記のような依頼があったとします。
口コミはTwitterやAmazonのレビュー、2chなど様々な場所から引用することができます。
しかし、依頼主からすれば、他の誰かが引用しているかもしれないような内容で記事を納品されるのは、もちろん避けたいと思っています。
そこで、ライターは実際の商品の口コミをインタビューやアンケートで取得する必要があります。
しかし、これにはかなりの時間と労力を必要とします。
場合によっては、アンケートでライターに費用が発生する場合もあります。
よって、インタビューや商品紹介文の外注依頼は1番価格相場が高くなります。
ライターのスキルや納期よって価格相場が変わる
ライターのスキルが高いほど、良質な記事を納品してくれる可能性は高くなります。
しかし、もちろんその分外注価格は上がってしまいます。
また、納期を早めても外注価格は上がってしまいます。
それぞれの対応表は下記の通りです。
目安として、ライティング経験が3年を超えているライターの相場が上がっています。
3年も執筆を行っていると、その文章の構成やSEO対策も十分なスキルが備わっているとして良いでしょう!
また、納期は7日以内の場合に価格が上がっています。
余裕を持った納期を設定し、費用を出来るだけ抑えたいところですね。
自分に合ったライターの選定を!
執筆のテーマとライターのスキル、そして納期によって相場が変動することはわかりました。
しかし、両方伴うとなると、とても個人では手に負えない費用となってしまいます。
そこで、自分の予算に合ったライターを見つけることをおすすめします。
例えば、自分に時間の余裕がある場合、文体にこだわらず専門知識だけを文章で提供してもらい、あとは自分で構成を考えるのも手です。
外注相場はこの限りではない
外注の相場をご紹介しましたが、実際はこの限りではありません。
例えば、相場上1番安い価格でも1文字0.54円となっていますが、私の経験上もっと安く外注することも可能です。
私の場合、現在1文字単価0.25円で記事の執筆をお受け頂いているライター様もいます。
サイト運営はサーバー費用やドメイン費用など、とにかくランニングコストがかかります。
そこに外注費用を入れると、更なる出費となってしまいます。
出来るだけお金をかけたくないという方は、一度相場より低い単価で募集をかけてみてもよいでしょう。
すぐに募集は集まらないかもしれませんが、待っていれば必ず募集は集まってきます。
単価が高いからといって良質な記事になるとは限らない
外注の単価を上げれば良質な記事を執筆してもらえると思いがちですが、実際そうではありません。
確かに単価を上げれば執筆に慣れているライターに依頼することはできますが、プロライターレベルとなると、単価1円や2円程度では募集は集まりません。
ランサーズの相場の通り、プロライターやかなりの専門知識を有するライターには、1文字3円か4円以上は考えた方が良いでしょう。
しかし、1文字3円ともなると、2,000文字でも6,000円と高額になってしまいます。
さすがに私もここまでのお金はかけられません。
そこで少し単価を安くすると1文字1円か2円になるわけですが、こちらも私はあまりオススメしません。
なぜかと言うと、依頼すればプロでもない中途半端なライターに当たる可能性もあり、お金も余計にかかってしまいます。
現在はSEOの面から、1記事2,000文字以上はあった方が良いとされています。
1文字1円で2,000文字発注しても2,000円と、決して安くはありません。
そして何より、1文字1円のライターでは品質も確約されないでしょう。
私も最初は1文字1円で外注していましたが、現在の1文字0.25円で発注している記事と、さほど品質が変わらないことが多いです。
そこで、私は安い単価で受けて頂ける初心者ライターを探し、継続して依頼することで記事の品質を上げています。
このようにすれば、安い単価で自分が望む形式の記事を納品してもらうことができます。
しかし、ライターを育成する分もちろん労力もかかり、何よりSEO知識を自分で有し、的確な指示をする必要があります。
記事を全く執筆したことがないライターに依頼する場合、SEOの知識がないので教えなければなりません。
例えば、記事を作成する上で、皆さんは当然見出しを付けていますよね?
これが初心者ライターに何も指示しなければ、見出しなしで納品されたりと、後から自分で手修正が入ってしまいます。
初心者ライターに記事作成を依頼する場合は、的確な指示を心がけましょう。
Webコンテンツ以外のライティング歴は当てにしない方が良い
記事作成を依頼する際に、ライターを選定する指標としてライティング歴を見ることが多いです。
ライティング歴を見ることで、どれくらいの品質を担保した記事を納品してくれるか、ある程度判断することができます。
このようなライターのライティング歴を見る際に注意したい点として、下記のようなパターンがあります。
ここで確認すべきことは、Webコンテンツを執筆したことがあるかという点です。
Webコンテンツを執筆した経験がなければ、SEO知識は全くないと見てよいでしょう。
一般的な文章の執筆能力は有していると思いますが、SEOを意識した執筆能力とはまた異なります。
例えばWebサイトの場合、記事にアクセスした段階ではタイトルやアイキャッチ画像、冒頭文しか表示されませんよね?
この冒頭文が、Webコンテンツを執筆する上で非常に重要となります。
サイト訪問者は冒頭文を見て自分に関係ないと思えば、すぐに離脱する可能性があります。
なので、この冒頭文はつかみという部分でも的確に読者の心を掴む文にする必要があります。
しかし、Webコンテンツではなく一般的な記事を執筆したことがあるライティング経験者の場合、執筆した記事を見る人は紙ベースで見ることが多いです。
つまり、雑誌やチラシなど、見開きで全ての文章を見た時の印象が大切になってきます。
もちろん、冒頭から読む人もいるので決して重要ではないこともありませんが、つかみが多少弱くても目を移せば簡単に本文を見ることができます。
よって、最悪冒頭文が整っていなくても、本文さえ整っていれば問題ないのです。
しかし、Webコンテンツでは冒頭文が命とも呼べるくらいです。
執筆経験があると言っても、Webコンテンツの執筆経験があるか聞いておくほうが良いでしょう!
記事外注の相場まとめ
記事を外注する際の相場について、ご紹介しました。
外注相場は、執筆テーマはもちろんのこと、ライターのスキルや納期によっても変動してきます。
しかし、それぞれが伴うと、費用はかさんでいきます。
いざ高額な金額を費やしたとしても、良質な記事が納品されるとも限りません。
まずは、低い金額から外注を始め、外注の流れや感覚を掴んでいくことをおすすめします。
あまり費用をかけたくないときは、自分で初心者ライターを育成し、良質な記事を書いてもらうのも手です。
いずれにしても、ライターと良好な関係を築くことは必ず必要です。
末長い付き合いになる可能性もあるので、ライターの選定は慎重に行いましょう!
最後までお読み頂きありがとうございました!