今回はWordPressテーマSTORK(ストーク)を、1度の購入で複数サイトに使用できるのか、ライセンス規約を確認したいと思います。
有料テーマは決して安い価格ではないので、ライセンス規約からしっかり確認して、購入するようにしましょう!
OPEN CAGEの利用規約を確認!
OPEN CAGEが提供している下記のWordPressテーマは全て同じ利用規約となっています。
- SWALLOW(スワロー)
- STORK(ストーク)
- Hummingbird(ハミングバード)
- ALBATROS(アルバトロス)
今回はSTORKに焦点を当ててご説明しますが、他のテーマについても同じことが言えます。
まずOPEN CAGEの利用規約を確認しましょう。
公式サイトでは下記のように記載されています。
オープンケージ(以下:当社)で配布しているテーマはWordPressを専用のブログテーマです。テーマをご利用頂くにはWordPressが正常に動作する環境が必要です。
本テーマは主要ブラウザにて動作確認していますが、100%の表示保証、動作保証はできませんので、十分にデモサイトをご確認になり納得の上でお申し込みください。
また、WordPress本体のアップデートに伴う100%の動作保証もできません。
1回の購入で1サイトにご利用可能です。※1
当サイトで提供しているテーマは日本語向けに製作されたものとなります。(英語サイトなどに完全に適用するにはファイルのカスタマイズが必要になります)
本テーマは主要ブラウザにて動作確認していますが、100%の表示保証、動作保証はできませんので、十分にデモサイトをご確認になり納得の上でお申し込みください。(CSS3を使用していますので、Internet Explorerでは見え方が異なる場合があります)
※1. テーマ内のPHPファイルはGPLライセンスです。画像やCSSファイル、JavaScriptファイルは独自ライセンスとなりますので、それらをコピーして別サイトとしてご利用いただくことはできません。OPEN CAGE
利用規約の通り、1度テーマを購入すると1サイトにしか適用できないようです。
しかし、STORKを適用する際にライセンスキーなどはありません。
これが利用者を困惑させる一つの要因かもしれません。
STORKをサイトからダウンロードするとき、またWordPressに取り込む際も、MicrosoftのOfficeのようなライセンスキーを求められることもありません。
STORKの購入から取り込みまでどのような手順を踏むのか、流れに沿って解説します。
まずSTORKを購入すると、ダウンロード画面に遷移します。

STORKをダウンロードすると、下記のような【jstork.zip】というファイルがダウンロードされます。

WordPressではこのZIPファイルを取り込むことで、購入したテーマを使用することができます。



ご覧の通り、STORKを使用するまでにはZIPファイルをダウンロードし、取り込むだけで、ライセンスキーなどは必要ありません。
言ってしまえば、ダウンロードしたファイルは一度WordPressに取り込んだ後でも、他のサイトで使えてしまうのです。
なので、【1回の購入で1サイトにご利用可能】という利用規約は完全に購入者信頼のもと、販売されていると見てよいでしょう。
実際複数サイトに使用してもバレることはないんちゃうの?と思う方もおられるでしょう。
確かにこの規約について違反をしているか適宜調査をしているとは考えにくいです。
調査したとしても、どうやって同じ人と判断するのって感じです。
おそらく社員の方ももっと違う仕事、例えば新しいテーマの開発などに注力しているでしょう。(完全に個人的な意見ですが・・・笑)
バレることはないかもしれませんが、やはりモラル的にも、もちろん規約的にも複数サイトでの使用はしてはいけません。
サブドメイン・サブディレクトリは別サイト扱いとなるの?
複数サイトでテーマを使用することはNGであることがわかりました。
しかし、サブドメインとサブディレクトリは別サイト扱いとなるの?と疑問に思われた方もおられると思います。
たしかにドメインはほぼ同じなので、微妙なところですよね。
これに関しては公式サイトの利用規約に明記されていなかったので、実際に問い合わせてみました。


とても丁寧にご返答頂きました。
この対応の良さだけでもSTORKを購入してよかったなーと思えます(笑)
質問のレスポンスも早く、有料テーマならではの手厚いサポートですね!!
少し脱線してしまいましたが、結果としては、やはり別サイト扱いとなるようでした。
しかし、これにはまだ続きがあります!!

ん?マルチサイト機能とサブドメイン・サブディレクトリは違うの?
ここが少しややこしいところですが、ポイントは1つのWordPressで運用するかしないかの違いです。
例えば、私はサーバーにロリポップ(lolipop)のレンタルサーバーを利用しています。
ロリポップの管理画面からサブドメインを追加できます。

そして、元のドメインと作成したサブドメインに対してWordPressをインストールします。

それぞれのドメインに異なるWordPressをインストールするので、別サイト扱いとなります。

しかし、マルチサイト機能を利用すると、1つのWordPressで複数サイト運営することができます。

ドメインは異なりますが、1つのWordPressを共有して使用しているので、この場合は複数サイト扱いとはならず、ライセンス規約違反にもなりません。
マルチサイト機能の設定は「WordPress マルチサイト機能」でググったりすれば出てくるので、興味がある方は調べてみてください。
PHPファイルのみGPLライセンス!
OPEN CAGE提供のテーマは、PHPファイルのみGPLライセンスです。
GPLライセンスという横文字が出てきましたが、簡単に言うと次の4つを満たすことで利用可能なライセンスです。
- 再利用・複製・変更・頒布はOK!
- 頒布する場合はGPLライセンスにし、ソースコードも表示すること。
- 何が起きても自己責任。
- 著作権の表示は必須。
GPLライセンスは他のライセンスに比べると少し緩めのライセンスなので、基本的にPHPファイルに関しては自由に使用できるようなものでしょう。
画像・CSS・JavaScriptには独自ライセンスが指定されているので、著作権保護の対象となっています。
勝手に使用することはできませんので、ご注意ください。
まとめ
OPEN CAGEのテーマについて、ライセンスを確認しました。
多くの人が1サイトで運用されると思うので、基本的に1度の購入で1サイトまで利用可能というライセンス規約は問題ないと思いますが、複数サイトで運用予定の方は注意が必要です。
また、1サイトのみに適用可能という規約が、OPEN CAGE提供のテーマの価格を少し安くしていると思われます。
複数サイトに適用可能なテーマは少し価格が高めになっています。
1サイト運用の方はラッキーですね!

ご覧頂きありがとうございました。
めちゃくちゃ役に立ちました。この情報はほんとうにありがたかったです。
ありがとうございます!!!
ご返信が遅くなり申し訳ございませんm(_ _)m
コメント頂きありがとうございます!
情報が役立って大変嬉しく思います!!
わかりやすい情報発信ありがとうございます。
私は「スワロー」の利用を始めて間もないのですが、以前使っていたテーマと比べるとシンプルで使いやすく、とても気に入っています。
1サイト1ライセンスは負担にはなりますが、その使いやすさ、ゆえに他のサイトへの購入も考えています。
とても参考になりました。
コメント頂きありがとうございます。
確かに1ライセンスはネックではありますが、非常に使いやすいテーマですね!
サイトのご運営頑張ってください!
ありがとうございます。
OPENCAGEのテーマを使って、
アクセスアップを狙って行きたいと思います!
コメントありがとうございます。
私もそうですが、STORKは多くのブロガーが使用しているので間違いないテーマですね!
記事のご作成頑張ってくださいね!