日頃のお金の流れをまとめるために利用されるのが家計簿。
しかし、レシートを集めて時間を作り、家計簿にまとめるのは忙しい現代人からしたらとても面倒な作業です。
そこで、最近利用されているのが、スマートフォン愛用者向けの家計簿アプリです。
様々な機能が搭載されており、ボタン一つですぐに記録できるのが魅力的です。
今回は数あるアプリの中から、大人気の家計簿アプリ「Zaim」をご紹介します。
目次
利用者No.1の大人気家計簿アプリ「Zaim」

近年、家計簿アプリの利用者は増加の一途をたどっており、その中でもZaimは利用者数750万人を超える国内最大手の家計簿アプリです。
他の家計簿アプリと同じようなスタンダードな機能に加えて、Zaim独自の機能も人気の理由の1つです。
今回は、Zaimの魅力を余すところなくご紹介します。
公式サイト:日本最大級のレシート家計簿アプリ・オンライン家計簿「Zaim」
Zaimってどんなアプリ?

Zaimは無料でダウンロードでき、App StoreやGoogle playでもファイナンス部門で1位に輝いた実績を持ち、グッドデザイン賞にも選ばれる程の人気の家計簿アプリです。

家計簿を長続きさせることのできない人の80%以上がZaimによって家計簿の記録を続けられ、シンプルで簡単な操作方法が、多くの人に支持されています。
基本的な機能は全て無料で使うことができますが、プレミアム会員(月額360円)コースも用意されており、本格的に使用したい人にもおすすめです。
Zaimの主な機能

他の家計簿アプリにもあるような、レシート撮影での記録・銀行口座やクレジットカード登録連携・家計状況のグラフ化などは、Zaimの機能の主な部分です。
Zaimで家計簿を記録するとき、カメラボタンを押してレシートを携帯のカメラで読み込めば、金額だけでなくお店や項目までZaimが自動で記録してくれます。


銀行口座やクレジットカードを連携しておけば、自動で引き落としや入金の記録を知らせてくれます。
この機能は基本的に1日もしくは数日に1回自動更新をしてくれますが、プレミアム会員登録をしておけば、自分の好きな時に何度でも口座の最新状況を更新することが可能です。



家計の状況は棒グラフや円グラフで表示されるので、その月にどの項目が多く消費しているのかや、収入に対しての支出の割合などが一目で分かるようになっています。
さらに現金払いの人やクレジットカードを多用する人など、使う人を選ばずに記録できるのがZaimの魅力です。


Zaimの便利機能
毎日の記録を付けるだけでもZaimは充実した機能を持っており、とても使いやすいアプリです。
そして、Zaimには更に便利に活用できる機能がたくさん用意されています。
繰り返し機能

毎日、もしくは毎月決まった日に決まった金額を使用することが分かっている場合、何度も同じ記録をするのはとても面倒です。
例えば、下記のような出費が挙げられます。
- 子供の習い事の月謝
- 保険料
- 固定水道代などの公共料金
- NHK・CSなどの受信料
- 娯楽などの月会費
- etc・・・
こうした月に1回とはいえ、いちいち家計簿に記録するのは面倒、という方のために用意された機能が繰り返し機能です。
これに登録しておけば自動で家計簿に登録されるため、記録忘れを防ぐとことも可能です。
データのバックアップ

現在のZaimは過去数年でも遡って記録を辿ることが可能です。
これは、アップデートで有料会員のみに限られると言われていましたが、無料会員でも現状は変わらず利用できます。
過去の記録が見られると、1年前の夏の冷房費を見られたり、保険料の見直しの参考にできたりと、何かと便利です。
ところが、これから有料会員のみの利用になりそうな過去データは、Evernoteとのバックアップ連携を使って別で記録を取っておくことをお勧めします。

EvernoteにログインしてZaimとの接続を承認しておけば、毎朝午前5時にバックアップを作成してくれます。
これでアカウントを失念してしまったり、有料会員のみになってしまったりしても、データを残しておくことが可能です。
ただし、この機能の残念なところは、銀行やクレジットカードの明細はバックアップしてくれず、手動で入力したデータのみを記録する点です。
家計簿を共有できる
Zaimを始める上で、アカウントの登録は必須となります。
アカウントの登録は少々面倒な作業ではありますが、それによりメリットもあります。
それは、アカウントを共有することで、家計簿も共有できる点です。
詳細は下記記事で紹介していますので、よろしければご覧ください。
自動貯金アプリfinbeeと連携
皆さんはfinbeeというアプリをご存じでしょうか?
finbeeとは自動貯金アプリであり、連携している銀行口座を登録しておくだけで、決められたルールに従い自動で貯金が実行されます。
Zaimはこのfinbeeと連携しています。
自動で貯金が実行されていくので、貯金が苦手な方に非常におすすめのアプリとなっています。
finbeeの詳細は下記記事で紹介しています。
家計簿アプリを使いこなす
毎日の収支を手軽に記録できる家計簿アプリZaimは、ただ記録するだけの家計簿ではありません。
先述、記録したデータは棒グラフや円グラフにまとめられる機能が付いているとお話ししましたが、更にその先の便利機能がZaimには備わっています。
毎月の予算を決めて使い込みを防ぐ
家計簿は使うものの、「どうやって節約をしていけばいいのか分からない。」「貯金があまり上手にできない。」という方は毎月使うお金の予算組みをしておくのがおすすめです。
Zaimには「月の予算」機能が搭載されているので、毎月の収入に対しての予算組みをすることが可能です。

予算組みは「総額予算」または「カテゴリ別」に設定することができます。

予算はあまり細かく仕分けでないという人には「総額予算」をおすすめします。

細かく予算を決めてしっかり管理したい人には「カテゴリ別」で予算を組むと良いです。

予算を組むなんて無理!と思っている人もいるかと思いますが、あくまでも目安としての診断なので、予算を組んだからと言って必ずしもその予算通りに生活しなければならないなんてことはありません。
予算が決まらないときはバランス診断

予算なんてどうやって決めたらいいのか分からないという人には、「バランス診断」の機能がおすすめです。
3問ほどの設問に答えるだけで毎月どの程度の金額を利用して、どの程度貯蓄すると良いのかを自動で計算してくれます。
例えば、下記画面は世帯情報に関する設問です。

さらに住まい情報に関する設問です。

このような設問に答えたら、予算を自動で計算してくれます。
予算が決まったら、ホーム画面の棒グラフにその月に使用した金額と予算の残高が表示されます。
「毎月使いこみすぎちゃう!」という人は、一つの指標とすると良いかもしれません。
給付金がもらえる!
Zaimに備わっている見直しプランという便利機能の中に、お金を使った記録をするだけでなくお金をもらえるかもしれない機能があります。
それが、「わたしの給付金」という機能です。

「わたしの給付金」機能は、家計簿アプリの中でもかなり特出した機能です。

この機能は国が現在行っている給付金を紹介してくれたり、地域設定をするとその地域で行われている給付金の種類を表示してくれたりと、なかなか便利な機能です。
家計簿アプリを使っていて給付金がもらえるかもしれないなんて、普通は思いません。
ご家庭に高齢者・介護者・小さなお子さんがいらっしゃるところは、一度確認してみることをおすすめします。
国の給付金だけでなく、地域ごとの給付金も分かる範囲で表示してくれるので、今まで知らなかった給付金など思いもよらないものが見つかるかもしれません。
医療費控除額を計算してくれる
医療費控除という制度をご存知でしょうか。
年間10万円を超える医療費を支払われた家庭に対して、医療費の一部が返還される制度です。
しかし、その制度を利用するには年間で使用した医療費をまとめ、書類に記載して確定申告時期に税務署に提出する必要があります。
日々お仕事や家事育児に追われていると、忘れてしまいがちになる医療費控除申請。
それを、Zaimなら申請書のフォーマットを基に作成してくれます。
また、「わたしの医療費」という機能から、医療費をいくら使ったのかも計算してくれるので面倒なことはありません。

医療費控除申請で1万円でもお金が戻ってくるなんて、こんな嬉しい機能、使わないのはもったいないです。
下記画面の例では、医療費控除額として10,022円戻ってくる計算を自動でしてくれます。

ローンの支払い計算もZaimにおまかせ
ローンには下記のように様々な種類があります。
- 住宅ローン
- 自動車ローン
- リフォームローン
- 教育ローン
- etc・・・
人によってはショッピングクレジットを多用している方もいらっしゃるでしょう。
特にショッピングクレジットは、審査がほとんどありませんので手軽に組めるローンの1つです。
しかし、その手軽さ故にそれなりの支払いが発生します。
住宅ローンや自動車ローンと違って、ショッピングクレジットの場合、金利は桁が違います。
現在の住宅ローンは3%以下で組めるところがほとんどですが、ショッピングクレジットの場合、金利は10%~18%ととても高利です。
しかし、18%と言われても計算が難しくてよく分からない人も多いのではないでしょうか。
そんなとき、Zaimにローンの計算をお任せしましょう。
「わたしのローン」機能を使えば、元金と利息の計算だけでなく、月々どれだけのお金を返さなくてはならなくなるのか計算してくれます。

口座から自動引き落としになっていると、支払いが高いなと感じていても、金利にいくら払っていて元金がどのくらい減っているのかを把握するのはとても難しいです。
Zaimならローンの支払い状況を一目でわかるようグラフ化されます。


ついついショッピングクレジットをしてしまいがちな人も、Zaimを使って自分を振り返ってみてはいかがでしょうか。
まだまだ使い方は自由自在、Zaimの家計簿アプリ
Zaimのお勧めしたいサービスをいくつかご紹介しました。
しかし、まだまだZaimにはたくさんの機能が備わっています。
毎日手軽に記録ができて、毎月の分析と診断をアプリが勝手に判断してくれるのは、利用者としてもとても便利です。
最後に、Zaimビギナーさんと長期愛用者さん向けに、1つずつお勧め機能を紹介します。
チャレンジ機能でZaimを知ろう
チャレンジ機能は、家計簿初心者さんでも安心して続けられるよう、ソーシャルネットワークサービスゲームで言えば、デイリーミッション的な役割を持つ機能です。

「まず1日目は家計簿に記録してみましょう。」「次は3日間連続で記録してみましょう。」といった具合にアプリが初心者さんを誘導してくれるので、使う方も安心して、さらにゲーム感覚で家計簿を記録できます。

自分だけではなかなか続けられない人のために、こうした便利機能を駆使して家計簿に取り組んでみるのも1つの手です。
家計簿を使いこなせるようになると、「1週間自炊を頑張りましょう。」「1週間タバコの購買を禁止しましょう。」など、ミッションが変わっていきます。

そうした面も、ゲームのミッションのようで面白いのが「チャレンジ」の特徴です。
年度末に必ずやって来る確定申告もZaimと一緒に!
サラリーマンにとって確定申告はあまり関係がありませんのでピンとこない人もいるかもしれませんが、自営業の方は必ず毎年確定申告を行います。
最近では副業などを行っている方や、個人事業主として働いている方も増えてきています。
そうしたときに、「家計と事業分を一緒にしているので確定申告用に仕分けるのが大変。」ということも起きています。
クレジットカードや銀行口座など、仕事とプライベートを分けるのが良いのですが、そう簡単にはいきません。
そこでZaimでは、連結しているカードや口座情報を会計ソフト「YAYOI SMART CONNECT」に対応することで、確定申告をよりスムーズに行えるようになりました。

年度末の慌ただしい時期でも、時間を取られることなく確定申告が可能です。
家計簿アプリ「Zaim」のまとめ
家計簿アプリ「Zaim」についてご紹介しました。
これまでZaimを利用していたけれど、レシート撮影機能やカードや口座の連結機能しか使っていなかった人も多いのではないでしょうか。
日々の記録帖としてだけでなく、これからの家計や貯蓄管理を考えたとき、Zaimはとても便利なツールです。
家計簿アプリ選びに迷っている人も、長年Zaimを使われている方も、多様な機能が搭載されているZaimで手軽に財務管理をしてみてはいかがでしょうか。
もちろんこれから家計簿を記録するという方や、家計簿をアプリ化するという方にもおすすめです!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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