1つの画像ファイルに複数の画像を載せたいときってありますよね?
ペイントなどを使用すれば作成できなくもないですが、面倒です。
しかし、ご紹介するPhotoScapeのページという機能を使用すれば、簡単に複数の画像を1つのファイルにまとめることができます。
例えば、下記のような画像です。
![ページの例](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page1.jpg)
画像を分けるページ(区画)は標準で110種類用意されており、さらにこのページは増やすことができます。
今回はページの使い方と、ページを増やす方法をご説明します。
ページの使い方
1.PhotoScapeを起動し、ページのメニューをクリックします。
![ページメニュー](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page2.jpg)
2.画面右側のページ一覧から、使用したいページを選択します。
![ページの選択](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page3.jpg)
3.画像が配置されているフォルダを選択し、画像を挿入したい区画へドロップします。
![画像の挿入](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page4.jpg)
4.画面右上の詳細設定から、サイズや各ページの余白を設定できます。
![画像の詳細設定](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page5.jpg)
なお、設定できる項目は後ほど記述致します。
5.最後に「保存」ボタンをクリックして、画像を保存します。
![保存](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page11.jpg)
なお、画像を保存する際に、下記のような画像の品質に関する設定画面が表示されます。
![品質の設定](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page12.jpg)
画像容量を小さくしたい場合は、品質を低品質にしましょう。
サイズの設定
![サイズの設定](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page6.jpg)
画像サイズは標準で「401×401」となっています。
画面右上のサイズ設定から、お好みに合わせて変更してください。
余白の設定
![余白の設定](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page7.jpg)
各ページには標準で余白がありますが、余白を下記の通りカスタマイズすることができます。
項目 | 説明 |
---|---|
余白 | 各ページ毎の余白の幅を設定できます。余白を「0」になると、区画線がなくなります。 |
回転 | 角に丸みを付けることができます。 |
背景 | 余白に色を付けることができます。 |
例えば、余白に色を付けると下記のようになります。
![余白の設定例](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page10.jpg)
フレーム・フィルターの設定
![フィルター・フレームの設定](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page8.jpg)
画面右上の「フレーム」「フィルター」ボタンから、各画像にフィルターを一括で挿入したり、明るさを変更することができます。
例えば、フレームを挿入すると下記のようになります。
![フレームの挿入例](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page9.jpg)
オリジナルページを追加する
標準で多数のページが用意されていますが、PhotoScapeではオリジナルのページを追加することができます。
今回はシンプルな「200×200」の区画を4つ設置した「400×400」の正方形ページを作成しようと思います。
1.「C:\Program Files (x86)\PhotoScape\page」のフォルダへ移動します。これは規定のパスで、PhotoScapeのインストール先を変えておられる方は適宜そのフォルダに配置してください。
![pageフォルダ](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page13.jpg)
2.「page」のフォルダへ移動したら、配置されているファイルを1つコピーします。今回は「2×2」のページを作成するので、「down_2_2_a.pgt」のファイルをコピーしました。ファイル名の「2_2」の部分が縦横の列数を表しているようです。コピー後、「down_2_2_original.pgt」などのようにわかりやすいファイル名に変更しましょう。
![ファイルのコピー](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page14.jpg)
ファイルをコピーする際は管理者権限が必要となります。パスワードを聞かれる場合があるので、その際は入力してください。
![管理者権限](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/frame-procedure9.jpg)
3.「down_2_2_original.pgt」の中身をメモ帳等で変更していきます。なお、上書き禁止状態になっているので直接変更できない場合があります。デスクトップ等に「down_2_2_original.pgt」を移動させて編集してから、元の場所に配置し直してください。
![メモ帳](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page16.jpg)
編集手順として、まず「title」の部分をファイル名に変更しましょう。
そして、肝心なのは「page_entity」の部分です。
「page_entity」の数は区画の数を表しています。
上記画像のように1行につき4つの数値が並んでいますが、左の数値2つ、右の数値2つというように分けて考えます。
例えば「page_entity=photo rect 0 0 250 200」の場合、(0,0)、(250,200)というような座標の考え方になります。
それでは数値をどのように変更すればよいのか、見ていきましょう!
下記の画像をご覧ください。
![解説画像](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page17.jpg)
まず左上の図形に着目します。
左上の数値が(0,0)、右下の数値が(250,200)となっていますが、これらが図形のサイズとなります。
「0」を始点として右側に「250」、「0」を始点として下側に「200」という意味になり、「250×200」の図形ができます。
次に右上の図形に着目します。
左上の数値が(250,0)、右下の数値が(150,200)となっています。
「250」を始点として右側に「150」、「0」を始点として下側に「200」という意味になり、「150×200」の図形ができます。
右下の(150,200)という数値は座標の位置ではなく、左上の(250,0)の始点から右下に(150,200)進むという意味である点だけご注意ください。
これらを踏まえて「200×200」の区画を4つ、「400×400」のページを作成すると、下記のようなファイルを用意することになります。
![400×400のページ](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page18.jpg)
このファイルをpageフォルダへ配置すると、PhotoScapeのページに追加されます。
![オリジナルページの追加画面](https://giga-log.com/wp-content/uploads/2018/08/PhotoScape-page19.jpg)
なお、PhotoSacapeを起動している場合は、再度起動し直してください。
PhotoSacapeのページのまとめ
PhotoSacapeのページの使用方法とオリジナルページを追加する方法をご説明しました。
使い方としてはページを選択して画像をドロップするだけという非常に簡単なものになっています。
しかし、オリジナルページを追加するのは少し複雑な考え方になっています。
数値は色々試してみながら微調整してみましょう。
ご覧頂きありがとうございました!
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