家計簿を共有する方法とそのメリット・デメリットをご紹介!

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有限であるお金を予算に合わせて記録し、必要な使い道と必要な貯蓄を計画的に行うために利用されるのが、家計簿です。

お金を記録することは、国の財政はもちろん会社の財務管理でも当たり前に行われていることで、家庭でも国や会社と同じく、お金の管理は非常に大切なことです。

記録をつけておかないと、余分な出費が出てしまったり、計画的な資産管理がしにくくなったりします。

ご家庭によっては、お金に関しての全権を夫または妻のどちらかに委任して、片方はお小遣いをもらうだけという仕組みを取っているところもあります。

 

しかし、お金の収支に関して片方が全くの無頓着であった場合、お金を管理している人にもしものことがあったとき、家計は一時期パニックになってしまいます。

毎月の引き落とし金額はもちろん、いくつか金融機関を分けているのなら金額の分配など、知っておかなければならないことはたくさんあります。

そんなときお金のことで困らないよう、家計簿の存在をお互いに知って共有できるようにしておくことが大切です。

今回は家計簿の共有について、メリットやデメリットをご紹介します。

 

家計簿を共有する方法

共有

家計のお金をやりくりするために便利なアイテムが「家計簿」です。

家計簿には手書きのものと携帯のアプリでできるものがあります。

家計簿を家族で共有する方法も何通りかありますので、ご家庭に合った方法で家計簿を共有するのがおすすめです。

 

手書きの家計簿で共有する

手書きの家計簿

家計簿のオーソドックスと言えば、手書きの家計簿です。

手軽に始められて、自分好みの表紙や中の柄などを選べるのが手書きの家計簿の醍醐味です。

 

また、記録した家計簿を家族と一緒に確認するのも、手元にあっていつでも見られるのでとても簡単です。

携帯の小さな画面で見るのではなく、一目で全ての項目が把握できるので、記録が見やすく収支のバランスが簡単に見られるのも手書きの家計簿ならではです。

 

手書きのメリットは他にもあり、携帯アプリと違って記録が突然消えて無くなってしまうなんてこともないですし、何年も遡ることができます。

決められているのはページ数と行・列数だけなので、オリジナリティ溢れる自分だけの家計簿を作ることができます。

 

携帯の家計簿アプリで共有する

携帯の家計簿アプリ

最近では、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンで、様々な家計簿アプリが登場しています。

アプリには無料版だけでなく有料版も出ていて、自分の好みに合った機能を選んでアプリを使うことができます。

 

また、携帯アプリなので場所を問わず記録できるのがメリットの1つです。

買い物をしたその時すぐに記録できるので、付け忘れ防止にもなります。

外出先で記録をするだけでなく、記録した内容を時間や場所を問わず確認できるのも、携帯アプリならではのメリットですね!

ご家族との共有は携帯にアプリを入れ、同じアカウントでログインすればいつでも見ることができます。

 

携帯アプリのその他のメリットとしては、お互いの財布も口座の1つとして登録しておけば、相手がいつお金を使ったのか瞬時に把握できるので、タイムラグができにくく、より正確な財務管理が可能と言う点です。

 

家計簿アプリで人気なものは、銀行口座・カード・ポイント・通販サイトなど多くの連携先を持つクラウド家計簿「マネーフォワード」や、マネーフォワードより連携数は劣りますが、多くの機能やカスタマイズが可能な「Zaim」などが挙げられます。

この2大家計簿アプリは自分の銀行口座やカード番号を登録しておけば、自動で引き落としや給料振り込み、カードの残高などを表示してくれます。

手動管理よりも便利で使い勝手も良いとされています。

 

デメリットとしては、口座やカードの連携をするのに時間や手間がかかるというところと、個人情報保護の観点から懸念される方もいらっしゃる点です。

しかし、これらの機能は最初の登録が面倒なだけです。

1度登録してしまえば、後から何かをしなければならないことはないので、すべて自動化され手間がないところがメリットです。

 

また、携帯アプリを使っているメリットで、手書きの家計簿のデメリットとなる点は、計算が自動であるというところです。

一桁同士の暗算なら簡単にできても、数千円のお金や万単位のお金を計算するのに、暗算では時間もかかって間違うことも出てきます。

携帯アプリでは電卓機能がついており、計算ミスが発生しないので、信頼のおける記録が出来上がります。

 

なお、「マネーフォワード」と「Zaim」の詳細は下記記事で紹介しています。

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初心者でも簡単管理!家計簿アプリ「マネーフォワード」のメリットをご紹介!

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家計簿は家族と共有するべき3つのメリット

メリット

前述でご紹介しましたように、家計簿を共有する方法はいくつかあります。

ご家庭で家計簿をつけられているのなら、家計簿はぜひ共有した方が良いでしょう。

そのメリットは大きく3つありますのでご紹介します。

 

資産管理の共通意識が持てる

資産管理

お金を貯めるのは使う以上に難しいものです。

人生を共にする夫婦なら、今後の資産管理について共通認識を持つのは重要なことです。

何のためにお金を貯めて、どのようなことにお金を使うのか、お互いに話し合い計画するための資料になるのが家計簿です。

 

金の切れ目が縁の切れ目、いくら愛を誓い合った夫婦でも離婚の原因で多いのがお金の揉め事。

人生には、大きなお金を使う機会がいくつかあります。

旅行や家電などの何十万円のものから、何百万円もする車や、家になれば何千万円とお金がかかります。

それらの購入を検討するときに、実際にどれだけの収支があるのかお互いに把握していると、話し合うにもスムーズです。

片方が家計の把握をしていないと、予算を決めることすら困難になってしまうので、ぜひ家計簿は共有しておきましょう。

 

節約も夫婦や家族揃って

夫婦・家族

資産管理の共通意識と同じことですが、何かを購入・利用するためにお金を貯めるなら、何かを節約することも必要になって来るでしょう。

それが家庭によっては水道光熱費なのか、食費なのか、保険や教育費なのか、趣味なのかは様々ですが、節約は1人ではできません。

夫婦・家族の協力が必要なのです。

 

その際も、家計簿の共有によって資産管理の共通意識も持っているのなら、節約についての話し合いや、何を節約するのかも決めやすくなります。

お金が増えていくのを通帳だけでなく、資産管理しているアプリなどで目に見えて結果として分かれば更にやる気も出て、夫婦・家族一丸となれるかもしれませんね。

 

また、自分のお小遣いの使い方も、相手と一緒に家計簿をつけることで無駄遣い防止になるかもしれません。

 

貯め方が多様化できる

多様化

資産を増やす方法は実に様々です。

現金貯金も、通常の普通預金だけでなく定期預金もありますし、銀行には現金の積み立て商品や、保険と合わせた商品も多く存在しています。

それだけでなく、最近では手軽にできる資産形成商品として、投資信託も多様化してきています。

 

海外積み立てや海外投資も一昔前よりも手軽で、最初に必要なお金も少なくなってきました。

お金を貯めるにあたって、お金そのものでなくポイントという使い方もあります。

ポイントを溜めて商品化したり商品券と交換したり、使い道も様々です。

 

これらの管理は、それぞれ登録したメールアドレスやそれぞれのサイトに随時更新されてお知らせが届きますが、それを個人で管理するのは大変です。

しかし、携帯家計簿アプリの「マネーフォワード」や「Zaim」を使えば、口座やカードの管理だけでなくポイントカードのポイント残高や、証券や株などの管理も同じようにしてくれます。

自分だけでは手が出しにくい投資信託や積立など、夫婦や家族と一緒に始めて見るのも良いでしょう。

 

また、アプリによっては節税の方法も教えてくれます。

現在では、確定拠出型年金やふるさと納税と言った節約方法を選択される方も多いようです。

 

お金を貯めるのは時間と根気がかかりますが、夫婦や家族と一緒なら頑張れるかもしれません。

家計簿をつけて、目に見える記録として成果が分かればやる気が出てくるのは、ダイエットと一緒です。

夫婦や家族と、将来に向けてお金を貯めるために家計簿を始めてみるのも楽しいかもしれません。

 

家計簿共有のデメリット

デメリット

最後に、家計簿の共有にまつわるデメリットもご紹介しておきます。

家計簿を共有する夫婦や家庭の多くは、共働き世帯です。

その場合、多いのはお互いの財布から共通の貯蓄口座や生活用口座にお金を入れて、残りのお金を自分のお小遣いとする方法です。

他には、片方が給与口座を管理し、もう片方には必要分のお小遣いを手渡す方法がありますね。

 

お互いの財布から共通口座にお金を入れている方法であれば、相手がどれだけの給料をもらっていて、共通口座に入れた後どれだけのお金が手元にあり、更にどれだけ個人で貯めているのか分かりづらいものです。

また、それを家計簿で共有しようとすると、お互い開示するのになかなか勇気や心苦しいものがあるかもしれません。

 

家計簿を始めるのに喧嘩になってしまっては本末転倒ですので、そうしたときは必要な口座情報だけを開示して、自分のお小遣いやへそくりなどの家計簿は別アプリにするのがおすすめです。

「マネーフォワード」や「Zaim」などの連携サービスが搭載されているアプリではなく、アカウントの作成もカードの情報開示も必要ないアプリを、個人で使うのが良いですね。

 

家計簿アプリである「おカネレコ」や「レシーピ」などの家計簿に特化したアプリなら、登録も必要ありませんので個人情報の開示もなく、安全で自分の携帯のみで管理が可能です。

なお、「おカネレコ」と「レシーピ」の詳細は下記記事で紹介しています。

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もう1つデメリットなことは、いくら口座やカードなどの情報が自動化されているとは言え、現金の記録は自分でつけなければなりません。

買い物後すぐに記録できる状況ならよいでしょうが、後で記録するためとレシートをもらいっぱなしになってしまったり、そもそもレシートをもらい忘れてしまったりと、起きないわけではありません。

 

また、家計簿をつける際の宿命ともいえる、お財布の中身と記録の差異です。

きちんと記録をつけているはずなのに、残高がどうしても合わないことも出てきます。

それにイライラしてしまい、記録から遠のいてしまってはそれも本末転倒でしょう。

現金の計上に関しては「10円以下切り捨て」や「1,000円単位での記録」など、ルールを決めてある程度大雑把に記録するのも、長続きの秘訣です。

 

家計簿の共有まとめ

家計簿を共有する方法や、共有のメリット・デメリットをご紹介しました。

私も家計簿を共有していますが、1番のメリットとしては、共有することで長続きするということだと考えています。

一方が記録していると、自然とモチベーションも保てています。

ご家族で決めた目標金額、家計簿を使って皆さんで達成するためにぜひそれぞれのやり方を思案してみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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