被写体以外をぼかすことにより、被写体をより引き立たせるというテクニックがあります。
一眼レフなどの質の高いカメラで撮られた写真で、このようなテクニックが用いられた写真をよく見ます。
しかし、今や無料画像編集ソフトの加工でも、ぼかしの技術は簡単に再現できるようになっています。
例えば、下のひまわりの写真をご覧ください。
前方に大きいひまわりが2本ありますが、試しにこの2本以外の部分にぼかしをかけてみます。
ぼかしをかけると、下のような写真になります。
2本のひまわりが際立っていますよね!
今回は無料画像編集ソフトのPhotoScapeを使用して、このように画像にぼかしをかける方法をご説明します。
画像にぼかしをかける方法
1.まず、画像編集のメニューをクリックします。
2.画像編集画面を立ち上げましたら、ぼかしをかける画像を選択します。
3.画面下の加工メニューから、「ツール」のタブをクリックします。
4.「効果ブラシ」をクリックすると、ぼかしのかけ具合を選択できます。
ぼかしのかけ具合は3段階あり、それぞれぼかしをかけてみた写真が下記の通りです。ぼかしのかけ具合が低いと、あまりぼかしがかかっている感じは出ていませんね。
5.マウスのカーソルを加工したい画像の上まで移動させると、下記のようなカーソルに変わります。ぼかしはマウスをドラッグしながら、このカーソルの範囲でかけていきます。
下記アニメーションのようにドラッグし続け、ぼかしをかけていきましょう!!
なお、カーソルの大きさは下記画像のボタンから変更できます。細かい部分にぼかしをかける場合は、カーソルを小さくしてみましょう。
もし、ぼかしを誤ってかけてしまった場合は、1つ前の状態に戻す「元に戻す」ボタン、または加工する前の最初の状態に戻す「すべて元に戻す」ボタンをクリックしてください。
6.最後に「保存」ボタンをクリックして、加工後の画像を保存します。
文字を被写体にしてみる
PhotoScapeを使用したぼかしの活用例として、文字を被写体として際立たせる方法をご紹介します。
私はホームページに、文字を入れた画像を載せる際に多用しています。
例えば、ぼかしをかけずに、ひまわりの写真に文字を入れてみます。
文字に縁色や影をつけているので、ぼかし無しでも見やすくはなっていると思います。
次に、全体にぼかしをかけた後、文字を入れたひまわりの写真です。
いかがでしょうか?
ぼかしをかけたほうが写真に奥行き感があり、文字が読みやすくありませんか?
特に色がたくさん使われている写真は、文字を入れても読みにくくなってしまいます。
そのような場合は、ぼかしを活用して文字を際立たせるという方法も、ぜひお試しください。
なお、文字を画像に文字を挿入する方法は下記記事にまとめています。
こちらも併せてご覧ください。
画像にぼかしをかける方法のまとめ
PhotoScapeで画像にぼかしをかける方法をご説明しました。
最低限の機能で簡単にぼかしをかけることができますね!
また、カーソルの大きさを変更できることにより、広範囲から細かい範囲までぼかしをかけられることが魅力的です!!
ぼかしはモザイクと異なり、加工前の画像をある程度判別できる処理になるので、被写体を引き立てるときなど用途に合わせて使用するようにしましょう!!
ご覧頂きありがとうございました。
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