普通の発想では解けないのが論理クイズ。
難しいと分かっていても、時折解いてみたくなりますよね?
そのような方に、今回は難問の論理クイズを11問ご用意しました。
クイズはどんどん難しくなっていきますので、最初のクイズから順番に解いてみてくださいね。
それでは、早速問題を見ていきましょう!
目次
難問論理クイズ1:自分が被っている帽子の色は?
Aさん、Bさん、Cさん、Dさんの順番で、4人が前を向きながら列をなしています。
Aさんは赤い帽子を被っています。
Bさんは青い帽子を被っています。
Cさんは赤い帽子を被っています。
Dさんは青い帽子を被っていて、さらに目隠しをしています。
事前に通知されることとして、
- それぞれ4人は帽子を被っている
- Dさんは目隠しをしている
- 赤の帽子と青の帽子が、それぞれ2つずつ用意されている
この3点が4人に通知されます。
4人は自分の前にいる人しか見ることができず、振り返ることはできません。
また、自分の帽子を確認することはできません。
つまり、
AさんとDさんは自分の帽子を含め、誰の帽子の色も確認することはできません。
Bさんは前にいるAさんの帽子の色だけ確認することができ、Cさんは前にいるAさんとBさんの帽子の色を確認することができます。
この状況下で、自分の被っている帽子の色が分かる人が1人だけいます。
それは一体誰でしょうか?
ヒント
CさんはAさんとBさんの帽子の色を確認することができます。
例えば、AさんとBさんが赤色の帽子を被っていれば、赤色の帽子は2つしかないので、Cさんが被っている帽子は青色であることが分かりますよね?
しかし、今回はAさんとBさんが違う色の帽子を被っています。
つまり、Cさんはすぐに解答を導き出すことはできません。
ということは・・・。
正解
Bさんだけが、自分の被っている帽子の色が分かる。
解説
難問論理クイズ2:川を最も速く渡る方法は?
川の片側に、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんが立っています。
この4人は、できるだけ速く川の反対側に渡る必要があります。
ただし、渡るには手漕ぎボートが1台しかなく、またボートには2人しか入ることができません。
4人が川を渡り切るスピードはそれぞれ異なり、下記のようになっています。
人物 | 時間 |
Aさん | 3分 |
Bさん | 7分 |
Cさん | 12分 |
Dさん | 15分 |
2人がボートに乗る場合は、遅いほうの人の時間を要することとします。
4人が全員川を渡り切るには、最短何分となるでしょうか?
正解
合計39分。
解説
難問論理クイズ3:正しいお金の分配方法は?
AさんとBさんは、スパゲッティを作るために集まりました。
Aさんは300gの麺を提供し、Bさんは200gの麺を提供しました。
スパゲッティが完成しましたが、作りすぎてしまったので、Cさんも夕食に招待することにしました。
Aさん、Bさん、Cさんはスパゲッティを正確に3等分し、全てのスパゲッティを完食しました。
食事後、Cさんはスパゲッティの材料費として、100円を2人に渡しました。
100円をAさんとBさんで分ける場合、どうすれば公平になるでしょうか?
正解
Aさん:80円
Bさん:20円
解説
難問論理クイズ4:宇宙船ロボットのアームは何本?
ある宇宙船の中にいるロボット達は、6本、7本、または8本のアームを持っています。
7本アームのロボット達は、プログラムの誤りにより、いつも嘘をつくようになってしまいました。
他のロボットについては、常に本当のことを言います。
そのような中、4体のロボットが下記のような会話を行いました。
この会話を参考にすることで、ロボットDのアームの本数がわかります。
それでは、ロボットDのアームの本数は何本でしょうか?
ヒント
全部のロボットが、それぞれ違うことを言っていることがわかりますね。
ということは・・・。
正解
7本。
解説
難問論理クイズ5:正解の扉はどっち?
Aさんは脱出ゲームをプレイしています。
脱出を図る際、2つの扉が前に立ち塞がり、2人のガードマンが現れました。
正解の扉は1つだけで、Aさんはどちらか一方を選択することができます。
ガードマンはどちらが正解の扉か知っています。
そこで、Aさんはどちら1人のガードマンに質問することができますが、1人のガードマンは真実を語り、もう1人のガードマンは嘘を語ります。
Aさんはどのように質問すれば、正解の扉を選択することができるでしょうか?
ヒント
2人ともが正解の扉、または不正解の扉を指すような質問を考えてみましょう。
正解
正解の扉をもう1人のガードマンに聞いたら、どちらの扉を指しますか?
解説
難問論理クイズ6:カードの向きを合わせる方法は?
Aさんは真っ暗な部屋にいます。
周りは何も見えませんが、Aさんの前には100枚のカードの山があることだけはわかっています。
100枚のカードは、表向きのカードが90枚、裏向きのカードが10枚で構成されています。
Aさんはこのカードの山から、2つのカードの山を作成します。
その時、各カードの山に同じ数の裏向きのカードが含まれるようにするには、どうすればよいでしょうか?
ヒント
カードを裏返しにしてみてください。
そうすると、答えが見えてきます・・・。
正解
10枚のカードを抜き取り、10枚のカードを全て裏返す。
解説
難問論理クイズ7:みんなで協力して帽子の色を当てる方法は?
宇宙人が人間を10人誘拐しました。
そして、1人1人に緑か紫の帽子を被せ、前を向いて縦一列に並ぶように言いました。
列の最後尾の人は、前方9人の帽子が、最後から2番目の人は、前方8人の帽子が・・・、
というように、前にいる人たちの帽子の色を確認することができます。
しかし、誰も自分の帽子の色を確認することはできません。
宇宙人は人間たちに、「自分の帽子の色を正しく当てたら、命を助けてやる」と言いました。
宇宙人は列の最後尾の人間から、順番に帽子の色を聞いていきます。
帽子の色を聞かれたら、帽子の色(緑か紫)以外の言葉は、一切言ってはいけません。
唯一の救いとして、人間たちには列に並ぶ前に、生き残るための作戦を練っても良い時間が与えられました。
どのような作戦を取れば、助かることができるでしょうか?
ヒント
10人のうち9人は確実に助かります。
正解
最後尾の人から、見えるある色の帽子の合計が、奇数か偶数かを教える。
例えば、緑の帽子の数が奇数なら「緑」、偶数なら「紫」と答える。
他の人は、その色の帽子だけを数えれば、自分の色が100%分かるようになる。
解説
難問論理クイズ8:1・2・3のうち、紙に書いたのはどれ?
AさんとBさんが数字当てゲームをしています。
Aさんは1,2,3のいずれかの数字を紙に書き、裏返しました。
BさんはAさんに1回だけ質問することができますが、Aさんは「はい」「いいえ」「わからない」の3パターンしか返答しません。
しかし、ある質問をすれば、BさんはAさんが紙に書いた数字を当てることができます。
その質問とは何でしょうか?
ヒント
答えは・・・、
「紙に書いた数字にまたはを足した場合、数字の合計はより大きくなりますか?」
上記のの部分に数字を入れたものとなります。
なお、全てに同じ数字が入るとは限りません。
ヒント
「紙に書いた数字にまたはを足した場合、数字の合計はより大きくなりますか?」
の部分にある数字を入れると、上記質問に対してAさんは
「1」であれば、「いいえ」
「2」であれば、「わからない」
「3」であれば、「はい」
と回答します。
Aさんがこのように回答するようなの数字を見つけ出しましょう。
正解
紙に書いた数字に0または1を足した場合、数字の合計は2より大きくなりますか?
解説
難問論理クイズ9:善人と悪人の問答!
ある島には、善人と悪人の2つのタイプの人たちが住んでいます。
善人は常に本当のことを言いますが、悪人は常に嘘をつきます。
島の住人であるAさん、Bさん、Cさんが庭に立っている時に、Aさんは言いました。
すると、ある人がCさんに尋ねました。
さて、Cさんは何と答えたでしょうか?
ヒント
仮定することが重要となる問題です。
Aさんが善人の場合と悪人の場合に分けて考えてみましょう。
正解
と回答。
解説
難問論理クイズ10:ボルトで閉められた扉を、最短で開ける方法は?
4つのボルトでロックされた2つの隣接するドアがある部屋にいます。
ボルトは移動可能で、一度に1つのドアのみロックすることができます。
ただし、現在ボルトがどちらの扉をロックしているのかはわかりません。
ボルトのロック例としては、下記画像のようなイメージです。
ボルトは、A・B・Cの3つのボタンから移動させることができます。
ボタンを押すことにより、ボルトがドアからスライドして、もう1つのドアがロックされます。
各ボタンのアクションは下記の通りで、押す度に完全ランダムで決定されます。
ボタン | アクション |
ボタンA |
|
ボタンB |
|
ボタンC |
|
扉が開いているかどうかは、ボタンを押す度に確認することができます。
しかし、ボルトの初期位置は定まっていません。
この状況で扉を開けるには、最短で何回のボタンプッシュで開けることができるでしょうか?
正解
「C B C A C B C」の順番で7回。
解説
難問論理クイズ11:緑の目の教祖は何を語るのか?
ある島には、青い目と茶色い目の住人が100人ずつ住んでいます。
島は緑色の目をした教祖が支配していて、島の住人は、お互いにコミュニケーションを取ることができません。
島には自分の姿を見るための手段はないので、誰も自分の目の色を知りません。
しかし、他人の目の色は確認することができます。
教祖は毎日正午に島民を集めて、「この中に青い目の人間がいる」と全員の前で告げます。
その時に自分の目の色が分かった住人は、夜に島を脱出することができます。
では、青い目の住人が全員脱出するのは、何日目の夜となるでしょうか?
ヒント
教祖が島民全員を集めて、「この中に青い目の人間がいる」と言うことに意味があります。
もし、青い目の人が1人だけならどうなるか、2人ならどうなるか、考えてみましょう。
正解
100人の青い目の住人が、100回目の夜に島を出る。
解説
難問論理クイズまとめ
難問の論理クイズを11個ご紹介しました。
論理クイズの中では有名な帽子クイズから、その他のクイズまで、楽しんで頂けましたでしょうか?
論理クイズは柔軟な発想が必要で、様々な状況を仮定する必要があります。
難しいクイズではありますが、解くことができればすっきりしますよね。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。