今回は人狼ゲームにおける役職である共有者について、ご紹介します。
あまり聞き慣れない役職ですが、実はサブ的な役職の中では使用されることも多いです。
それでは、共有者とはどのような役職なのでしょうか?
共有者の立ち回り方やコツも合わせて見ていきましょう。
目次
共有者(共鳴者・フリーメイソン)とは?
共有者の概要 | |
陣営 | 市民チーム |
占い結果の出方 | 市民 |
霊媒結果の出方 | 市民 |
おすすめ人数 | 2人 |
共有者は別名、共鳴者やフリーメイソンと呼ばれることもある役職です。
その役割としては、共有者同士が市民であると認識することができます。
人狼もお互い誰が人狼か把握することができますが、その市民バージョンが共有者と言えば分かりやすいでしょうか?
つまり、ゲーム中に共有者は2人いることになります。
お互いが共有者で、市民であると知ることができるのは、最初の夜のターンとなります。
以降はお互いが市民と確定(白確)したことを活かしつつ、市民チームを勝利へ導く必要があります。
共有者(共鳴者・フリーメイソン)の基本的な立ち回り方
共有者の基本的な立ち回り方は、共有者以外に自分が市民であると証明することに尽きます。
市民と白確することにより、どのようなメリットがあるかというと・・・、
- 無駄な占いを防止できる
- ゲームの進行役を任せられる
上記のようなメリットが挙げられます。
それぞれ簡単に見ていきましょう。
無駄な占いを防止できる
市民チームにとって、占い結果というのは非常に重要となってきます。
なぜなら、人狼を占うことができれば、その人狼を高確率で吊るすことができるからです。
しかし、人狼チームの人数に対して、市民チームの人数のほうが圧倒的に多いので、人狼を占うのは簡単ではありません。
それでは、もし白確が証明されている市民が2人いる状態であれば、どうでしょうか?
下記シチュエーションで考えてみましょう。
- プレイヤーA:人狼
- プレイヤーB:人狼
- プレイヤーC:狂人
- プレイヤーD:占い師
- プレイヤーE:騎士
- プレイヤーF:市民
- プレイヤーG:共有者
- プレイヤーH:共有者
人狼チームが2人(プレイヤーA・B)に対して、市民チームが6人(プレイヤーC~H)なので、占い師は自分以外の7人を占い対象とします。
つまり、7分の2の確率で、人狼を占えるということになります。
しかし、ここに白確している共有者が2人(プレイヤーG・H)がいれば、どうでしょうか?
占い師は白確している2人の共有者を除き、5分の2の確率で、人狼を占うことができます。
よって、共有者が市民であると証明できていれば、占い師が人狼を占える確率が大幅に上昇します。
市民チームが一歩優勢となりますね。
ゲームの進行役を任せられる
人狼ゲームの特徴として、喋りが上手な人はゲームの進行役として立ち回ることが多いです。
進行役の立ち回り方が、ゲームの勝敗を左右すると言っても過言ではありません。
しかし、その進行役が人狼であることも考えられ、場合によっては人狼チームに優位な展開に持ち込まれる可能性もあり得ます。
そのような事態を避けるためには、市民と白確している共有者をゲームの進行役に回しましょう。
そうすることにより、市民チーム主導でゲームを進めることができます。
もちろん、人によっては進行役に不向きな方もおられるかもしれませんが、そこは臨機応変に対応しましょう。
共有者(共鳴者・フリーメイソン)のコツ
共有者は一見、あまり重要な役職ではないように思えますよね?
確かに、占い師や騎士に比べると、重要度は低いです。
しかし、共有者でも市民チームとして大いに貢献することは可能です。
それでは、市民チームが勝利するためのコツを見ていきましょう。
共有者2人の同時カミングアウトで白確を証明
ご紹介しました通り、共有者は白確を証明することが1つのポイントとなります。
それでは、どのように証明するのが最善の方法なのでしょうか?
おすすめの方法は、2人同時にカミングアウトすることです。
例えば、下記シチュエーションで考えてみます。
- プレイヤーA:人狼
- プレイヤーB:人狼
- プレイヤーC:狂人
- プレイヤーD:占い師
- プレイヤーE:騎士
- プレイヤーF:市民
- プレイヤーG:共有者
- プレイヤーH:共有者
この状況で、プレイヤーG(共有者)とプレイヤーH(共有者)が
と発言すると、プレイヤーG・Hが共有者であることは、ほぼ確定します。
しかし、プレイヤーA・Bの人狼が共有者を騙ることはあるのでしょうか?
その可能性としては、限りなく低いです。
共有者を騙るメリットはあまりなく、それなら占い師を騙る可能性のほうが高いからですね。
よって、共有者2人が同時にカミングアウトすると、共有者であることはほぼ確定するでしょう。
共有者1人のカミングアウトで白確を証明
共有者が2人ともカミングアウトすると、共有者であることを証明できますが、実は1人だけカミングアウトするだけでも、共有者と証明できます。
先ほどと同様に、下記シチュエーションを考えてみます。
- プレイヤーA:人狼
- プレイヤーB:人狼
- プレイヤーC:狂人
- プレイヤーD:占い師
- プレイヤーE:騎士
- プレイヤーF:市民
- プレイヤーG:共有者
- プレイヤーH:共有者
例えば、この状況でプレイヤーG(共有者)が、
と発言した場合、他に誰も共有者をカミングアウトしなければ、プレイヤーGは共有者であることが確定します。
なぜなら、もし共有者を騙った人外(市民チーム以外)がカミングアウトすれば、本物の共有者2人がカミングアウトするからです。
例として、プレイヤーA(人狼)が共有者を騙るとします。
すると、共有者であるプレイヤーGとプレイヤーHは、自分たちが本物の共有者とカミングアウトします。
この場合、プレイヤーAは共有者を騙っていることになります。
よって、共有者が1人だけカミングアウトしたとしても、共有者であることを証明することができます。
共有トラップを仕掛ける
共有者はカミングアウトするのが基本ではありますが、カミングアウトしないのも1つの手です。
なぜなら、占い師を騙る人を罠にかけることができるからです。
例えば、占い師が死亡した後の下記シチュエーションを考えてみます。
- プレイヤーA:人狼
- プレイヤーB:人狼
- プレイヤーC:狂人
- プレイヤーD:占い師(死亡)
- プレイヤーE:騎士
- プレイヤーF:市民
- プレイヤーG:共有者
- プレイヤーH:共有者
この状況で、プレイヤーA(人狼)が占い師を騙り、プレイヤーF(市民)に対して、
と発言した場合、高確率でプレイヤーFは吊るされてしまいます。
なぜなら、本物の占い師がいないので、占い結果の信憑性は非常に高くなるからです。
一方、プレイヤーA(人狼)が占い師を騙り、プレイヤーG(共有者)に対して、
と発言した場合、どうでしょうか?
プレイヤーGは共有者なので、プレイヤーGとプレイヤーHが同時に共有者とカミングアウトすれば、先述の通り共有者であることはほぼ証明できます。
よって、プレイヤーAが偽占い師であることが分かり、吊るすことができます。
このように、偽占い師をあぶり出すために、共有者がカミングアウトせず潜伏するという戦法もあります。
これを人狼ゲーム用語で、共有トラップと呼びます。
共有者(共鳴者・フリーメイソン)のまとめ
人狼ゲームにおける共有者の役割や立ち回り方、コツについてご紹介しました。
共有者について本記事でご紹介しましたことをまとめると、下記のようになります。
- 共有者は、自分が共有者であることを証明できるかがポイント
- 共有者2人の同時カミングアウトで、共有者を証明できる
- 共有者1人のカミングアウトでも、共有者を証明できる
- あえてカミングアウトせず、偽占い師をあぶり出すことも可能(共有トラップ)
とにかく大切なことは、自分が共有者と証明することです。
市民チームとしては確実に市民と信頼できるプレイヤーがいると、市民に対する無駄な占いを減らしたり、進行役を任せたりと、ゲームを優位に進めることができます。
共有者の役が当たった際は、本記事の立ち回りやコツを実戦してみてくださいね!
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